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ちとせももとせ

広く浅くいけたらいいなあっていう腐女子の備忘録。

ツキステ。第二幕夢見草を3公演見てきたよ日記

本日10月31日。
ツキステ。第二幕「夢見草」、千秋楽おめでとうございます。キャストさん、アンサンブルさん、スタッフさん、そして、ツキステ。を応援した観客のみなさん、10公演、ほんとうにお疲れ様でした。
芝居にライブ、休憩をはさんで約3時間の長丁場でしたが、あっという間に終わってしまった私の3時間×3公演。できるならもっともっと長くやってほしい、もっと見たい、そう思える公演でした。…けれど、山崎新くんの29夜挨拶「でもね、みんな、体力ってものがあるんだよ?」。まったくこの一言に尽きるなあと思った3時間でもありました(見るだけですっごく体力使うんだから、演じる側は言わずもがな…)。
楽しくて面白くて寂しくて悲しくて、もやっとすることももちろんあって、でも、ライブパート(=現実世界のツキウタ。)を見ているとなんだか希望がある、そんな公演でした。

…さて、記憶よりも記録! ということで、以下、観劇した3公演の感想というか、覚書とか諸々を。
見たのはこちらの公演。
 10/28(土) 昼:桜の章 夜:月の章
 10/29(日) 夜:桜の章
ネタバレあり、かつ、キャラ・キャスト・脚本に対して好き勝手言ってたりところどころ腐ったりするので、ご自身で読みたいもの・読みたくないものの取捨選択をお願いします。
桜の章を2回見たので、どちらかというと桜(黒年中メイン)の印象が強くなっているところもあるかもしれません。ちなみに、私は白贔屓の長月夜くん推し、でもステ。で応援したいのは上仁葵くんです。あのかわいさ+あの一途さは∞でズルイと思うの。



キャストさんの印象

上仁葵くんのお芝居、めちゃくちゃうまくなってる~~!!!
…芝居が終わって第一声がこれです。マイ初日はぼっち観劇で両隣は知らない方だったので、ひとり号泣しながら心の中で叫んだだけだけど。
あとね、これ、言ってもいいのか迷ったけど言っちゃう。
新くん推し、そして陽くん推しのひと、生きてる~~~~~!!!???
…予告が無駄にシリアスだったけど、でも、ツキウタ。だし…とか思っていたら、すごいあっさり舵を切られた。まじかー。
アイドルものでだれかの推しが(並行世界ではあれど)死ぬとは想像したことがなかったので、えっ、ちょっ、待って! て感じです。私は新推し、陽推しの感想が知りたい。知り合いにそれぞれを単推してるひとがいないので、いったいどういう心境かを教えてほしい。

上仁葵くんに関しては、お芝居冒頭の一声から「わー。お芝居上手くなってる!」という印象だったのだけど、どこがどうとか具体的に言えるほど彼のこれまでを追いかけて見ていないので、初演と比較して、です。でも、滑舌も、視線の動きも、表情も、声の抑揚も、初演とは比べ物にならないくらい成長してる。そもそもお顔がかわいすぎて好きなのでついつい甘くなっちゃうんだけど、それでも、夢見草での上仁葵くんがキーパーソンであるということを差し引いても、ほんとうにほんとうに素晴らしかった。上仁葵くん、がんばったねえ…!! そしてやっぱりおかおがきれいかわいい。
初演のときから、上仁葵くんが山崎新くんを呼ぶときの「あらたー」って、この気が抜けてほわっほわした抑揚が葵くんそのものと言う感じで大好きだったのですが、今回は冒頭から「新…?」ってちゃーんと漢字でお名前呼んでた!(頭の悪い感想)上仁葵くんの目は黒目がちでいつもうるうるしてるから、その大きな両目があちこちさまよって不安そうにしていると、見ている私まではらはらしちゃう…。
ダンスは、キレキレかつダイナミックに動く山崎新くんと組むとなかなかキビシそうなところも多々ありますが、かわいいのでよし(えらそう)。見ている限りでは絶望的にリズム感がないわけではないと思うし、初演後、かおり先生のところでダンスレッスンを受けているようなツイートを見た覚えもあるので、きっとこれからもっとうまくなる(と思う)。はにかみながらのファンサも葵王子らしくソーキュート♡です(激甘)。
…ところで、初演のバクステを見てなんとなく察していたけれど、年中は山崎新くん、鷲尾陽くん、谷夜くん、この三人が三人とも芸達者でキャラの特徴をつかむのが飛びぬけて上手で、だからこそ今回も上仁葵くんはかーなーりー苦労したんじゃないかと思います。ほんとうにお疲れさまでした。

…と、上仁葵くんの話はここまでにしておいて。

他の役者さんたちも、初演に比べて格段にキャラのつかみ方がうまくなっていた気がします。特に土井海さん!
黒年長とのやりとりもそうだし、友常隼さまとの掛け合い(「まわれまわれまわれ三塁行けるぞー、…いったー」がSUKI)が、ああ、このひとが海さんなんだなあ…ってじんわり染み入ってくるんですよね。
初演の年少を見守るやり取りもとてもよかったけれど、今回の白年長ふたりきりのシーンもほんとうによかった。からっと明るいけど、おおらかで、ブレない筋が在る。かっこいいです。
並行世界に飛ばされて冒頭で始さんの頭をぽんぽんっと軽く撫でるシーンとかでもちょっと思っていたのですが、月の章で隼さまとふたりでお茶を飲みながら話すシーンで、そう言えば年長組の中でも海さんはひとりとびぬけて大人なんだなと言うことを再認識しました。普段は大らかが過ぎてボケ要素も強くて、あんまり年上と言う気がしないけれど。
始さん、春さんたちと一緒に年長組とくくられているけれど、そのなかでもひとりだけ年上の海さん。
プロセラのリーダーは隼さまだけど、海さんは、なにかあったら最後には自分が責任を取るという意識が強固なんだなあと思いました。長男だから、と言うのもあるけれど、責任感が強すぎて死亡フラグを乱立させるタイプの男だ。そして、俺は陽とこっちに残るよ、って海さんの言葉を聞いた隼さまのちょっと拗ねた風の物言いがね、…うん…これがまたかわいいんですよー…。隼さまって絶対Cu属性ではないと思うのだけど、海さんといるときはなんだかやたらめったらかわいくない…? 始さんといるときは、構って欲しがりのちょっと面倒くさくてわざとらしい可愛さなんだけど、海さんといるときの隼さまはナチュラルにかわいい。うー、言葉が上手く出てこないんだけど、無理していないのかな、年下として素直に甘えている感じがする。そして際立つ海さんのかっこよさね。

芝居の感想

ストーリーについて劇中では「異世界にすってんころりん系、だね」とかライトに言っていましたが…。間違ってはいないけど桜では(並行世界の)新くんが、月では(並行世界の)陽くんが死んでしまったし、なんか、"すってんころりん"程度のライトさなの…? ツキウタ。なのに…(並行世界の)陽くんと(並行世界の)新くん死ぬんだ…? これ、他メンバーが現実世界に帰ってからもしんどいやつじゃない…? 現実世界の陽くんと葵くんも、めっちゃ困惑しない?
桜の章のところでも後述しますが、体調が優れない人と願ってしまった人が別なぶん、黒年中のほうがややこしいなって思いました。
月は患ってるひと=陽くんが他のひとを入れ替わらせたので、最悪、陽くんが涙をのめばいい話だったから。…思い返すとけっこうシビアで、そしてもやっとすることがないでもない脚本です。でも全体的な印象は悪くないから不思議。

気がつけば悪口みたいになってしまっているので、よかったな♡と思えるシーンの話を。
劇中歌が、年長・年中・年少のくくり+12人曲で計4曲ありまして、曲に合わせて年中→年少→年長それぞれの見せ場からのクライマックスで、12人曲、と言う流れなんですが、ぺぺろんさんもおっしゃってるとおり、12人曲の夢見草が流れる殺陣での黒白12人が刀を構えて揃う構図が、痺れるくらい格好良かった。
ツキノウタ。以来の2ユニット勢揃いのフォーメーションにぞくぞくしちゃう。もう、かっこいい以外の語彙を失う。ここはぜひ見て欲しいです。ツキステ。はツキアニ。よりよっぽど作画がいいのでほんっとうに見栄えがする。


ツキウタ。並行世界不穏説

ところでさー、本編がゆるっと日常系だからか、ツキウタ。の派生って兎王国もツキノ帝国もたいがい不穏じゃない?
今回の劇中、みんなが現実世界に帰れたかどうかもフォローがなく、ラストは年中コンビふたりきりのシーンで暗転、という潔さ。どちらの章も、ラストは最高にうつくしいシーンだったけれど。
…ほんとうにみんなどうやって帰ったんだろう? というか、ほんとうにみんなちゃんと帰れたの?
まあ不確定要素隼さま(+始さんも)がいるから大丈夫でしょう、と思ってしまうあたり、私たちもツキウタ。の世界に慣らされ切っている~~~。観客含め、ツキ。世界では隼さまを便利に使いすぎてるな~とか思ったり思わなかったりしたよ。隼さまはそれすら楽しんでいそうですけど。
そういえば、夢見草の並行世界では隼さまと始さんがその世界に存在していないってことをさらっと言ってたけど、それってとっても怖くない? 存在しないはずの隼さまと始さん、すげー普通に世界に干渉しまくるしね? SFの御法度とかなにそれって感じで。
というか、隼さまに関してはもう慣れたけど、いい加減始さんも普通の人間じゃない疑惑が出てきた。そんなふたりが当たり前に存在するツキウタ。世界もとってもこわい…。 

年中組について

この芝居パートの新くん・葵くんは、おそらく恋人としての文脈で描かれているのでは…!? そうじゃなきゃ「俺の葵」なんて言葉は出てこないわな!!!!!腐女子だから言葉尻だけ見てすぐそういうこと言います)
ちなみに月の章の陽くん・夜くんについては夫婦・家族の概念でもって描かれている気がします。

桜と月のそれぞれの中盤、年中がふたりきりで話すシーン。葵くんが新くんに縋りつくところでものすごくドキッとした。あのまま抱き合うんじゃないかと思った。それくらい、ラブシーンの文法で書かれていた気がしました。
それから、それぞれ、年中ふたりきりのラスト。
白年中は、最初背中合わせで座っているのが印象的で、最後はそれまで抑えて泣いていた谷夜くんがわんわん泣いていて、いっそ潔い感じがした。
黒年中のラストシーンは新くんを抱きかかえた葵くんが、目を閉じてしまった新くんの顔をそっと包み込むのが痛ましくて見てられなかった。あれは、やっぱりラブシーンだった。

個人的に、ふじわらさんは先に桜の章を書いたのかな~って思いました。フィーリングで推測しただけですが(そもそも夢見草って、桜の異称ですし)。

真面目なお話をすると、新くん・葵くん、陽くん・夜くんが、それぞれコンビの相方なしで生きてゆけるか否か、そういう、ある種究極の思考実験をふじわらさんがなさったのかな~とか思ったり思わなかったり…?
以下ぜ~~んぶただの私の妄想だから読む必要はないです。

突然ですが、私は黒白の年中さんを見るたびに、あ~なんて正しくシンメなんだろう…ととてもエモい気持ちに襲われるんですよね。ここでいう"正しい"って形容詞は定義の話じゃなくて(そもそも正しいシンメの定義は人の数だけ存在する)、なんていうか、「シンメってこういうもんだよ!」って有無を言わせない強さ、というか。わけわかんないね。書いてる本人もわけわかってないです。でも、わけがわからないなりに、そうやってシンメとして正しく美しい黒と白の年中さんを見ていると、なんかもうキュン♡ってなる。

私は黒白の年中さんはとてもきれいな対称をなしているなと常日頃思っていて、それはたとえば黒と白を比べたときのコンビ同士での線対称だったり、年中さん四人をミックスしてのあらゆる面での点対称だったりするのですが。年少と年長だと全く違う環境にいたひとたちが偶然を装った必然によって集まってきているのに対して、年中さんだけは最初からふたりでいることが前提でスカウトも同時にされていることだったり、OS組と女子力コンビっていう分類だったり、天才肌と努力家タイプっていう印象(あくまで私の印象、です)だったり。コンビの構成が似通っているって言うのかなあ。

で、そんなふうに、なんとなく四人でも収まりのいい年中さんたちの黒白での唯一の違いと言えるのが、疎遠になった経験の有無なんじゃないかと思います。
黒年中は、幼稚園から大学までいちども離れたことがなくて、家族ぐるみでも仲が良くて、(たぶん)喧嘩も全然したことがない。
一方の白年中も生まれた時から一緒にいて、黒年中と同じく大学まで同じところに進学したけれど、中学校の時いちど疎遠になったことがある。ふたりのドラマCD(と、ちょっと納得できないけどツキアニ。の白年中回)を聞いて、別に疎遠になって、また仲良くなって、今現在はふたりの間にはなんのわだかまりもないんだなってわかっているから、不安要素はないんだけど。
でも、そんな白年中を見ているからか、逆説的にこれまで離れた経験も大きな喧嘩の経験もない黒年中が、たまにものすごく脆く見える。お互いを気遣いあっていて、そのお互いに対する優しさが、すごく危ういものをはらんでいる…様な気がすることがある。

実際、今回の劇中、白年中が取っ組み合い寸前まで行くのは驚いたけど意外だな、とは思わなかったです。花とゆめの作風にいきなり少年ジャンプが混じったな、とは思ったけど。でも夜くんも陽くんも案外熱い所があるのでそう言う展開もありだと思った。(余談だけど、このシーン直後に敵が出てきて空気読めよ、ってなってからの葵くんの「さっさと片付けよう」がとても雄々しくて冷たくて好き。「葵は怖いんだ」ってにっこにこしながら言う新くんも好き。)
でも、黒年中はあくまでとつとつと諭そうとするだけで、手が出ることはなかった。これも、あー、うん、そうだよね、って。なんか妙に納得してしまった。

というかね! 桜の章は構図がややこしいんですよ!
桜の章の中盤で、始さんと春さんが、グラビのそれぞれのコンビについて話をするシーンがあった。そこで年中のことを「新が間違えれば、葵が正す。葵が間違えれば、新が正す」って評していたんですが、これを踏まえて年中ふたりきりの会話シーンを見ると、なんだか涙腺がばかになってしまった。ほんと、運命共同体どころか、もう葵くんと新くんは、このふたりはふたりでひとつなんだなあって。ふたり一緒にいなきゃ正しく在れないわけでもないだろうに。
でも、「葵を新が、新を葵が正す」という年長が言った通りの構図を書きたいがためだろうけど、葵くんが新を平和な世界にいかせてあげたいと願ったっていうのは、よくよく考えるとちょっと怖い気もしてくる。挙句、こちらに戻ってきた新は「死ぬのは怖くない、おまえがいたから」「俺は葵と最期まで一緒にいる」ですからね…ちょっと怖すぎるよ黒年中…。運命力が強いというか…もうそれダメ一歩手前じゃん…! って思う私もいるんだけど。

ふじわらさんの思考実験の話。さっきの、相方なしに生きてゆけるか否かって話。
桜の章と月の章をそれぞれ見てあれこれ思うところはもちろんあったのですが(夜くん、新くんがどの段階で元の魂に入れ替わっていたのか、とかね!)個人の感想としては、葵くんは新くんなしで長くは生きてゆけない(たぶん、逆でも)、夜くんは陽くんが死んでも生きてゆける、寿命をまっとうする(おそらく、逆であっても)。こういうことに相成りました。
生きてゆく、というのは並行世界での物理的な生き死にの話でもあり、平和にアイドルしている現実世界ではメンタルの話になるんでしょうか。ソロでのお仕事、とかそういう話ではなく、ほんとうに別離することになったとしたら、という話。
だから、黒年中はお互い手の届く距離でせいいっぱい生きる恋人の距離感で、白年中はいつか別れることを自覚した夫婦(家族)の距離感、という印象だったのかも。

…気が付いたらちょっと年中組のことばっかり妄想書きすぎじゃない? しかも結論ないし…自分でも引くわ…。

ライブパート

ライブパートに関しても真面目に感想書こうかなって思ったけど、なんか、芝居パート見た後鼻かんでペンラ用意してたら始まったーあーデュエット、あ~ツキノウタ。フルだー…って感じで、半ば放心してたら終わったーって感じでした…w
♪ときめいたハートに降り注ぐ~♪のフリがとても好きです。
あ、あとねー29昼公演の谷夜くんのファンサ。ほんっとうに彼はスナイパーかなにか? どんなファンサを受けたかは私の心にしまっておきます。寿命縮んだ。頭も抱えた。好きです、谷夜くん。


芝居パートがわりと衝撃的だったので、いろんな記憶が抜けていると思います。円盤を見てまた気がついたことがあったら追記したり、考察? したいな。…と思ったら円盤来年の3月か。とおいな~。三幕も決まったし、来年が楽しみだな~。
その前に今週ハイステとキラナイも見に行けるので、楽しみです♡